横罫リフィルのヨコ書き・タテ書き

〈横罫9mm(補助罫3mm)〉筆文葉の横罫リフィルは、3mm/6mm/9mmと3通りの幅をお使いいただけるようになっています。いまさらのようですが、6mm/9mmでそれぞれヨコ書き・タテ書きした紙面を比べてみたくなりました(3mmは細かすぎて目がチカチカしそうなのと、そこまでの分量の文章を書く自信がなかったので割愛)。

字幅やインクの色による紙面の印象をご覧いただければと思います。万年筆・インクの中に、現在は入手できないものがあることをご了承ください。

6mmヨコ書き

使った万年筆とインク:ペリカン スーベレーン M320(リミテッドエディション・ルビーレッド)F× ペリカン エーデルシュタイン インクオブイヤー2015・アメジスト

赤みの強い紫系のインクで書いた様子です。筆文葉の用紙は淡いクリーム色ですので、違和感なく馴染みます。6mmはノート類で多く出ていますので、この幅で書き慣れている方は多いのではないでしょうか。

9mmヨコ書き

使った万年筆とインク:ペリカン クラシック M105(デモンストレーター・ブルー)M× ペリカン ブリリアントブラック

9mmとして使うときには、字幅も太い方が楽に書けます。中字以上、あるいはカリグラフィーやミュージックなどがおすすめです。当然ですが6mmより書ける情報の総量は少なくなるので、同じ内容でも要約したり字数の少ない言葉を選んだり、ちょっとした頭のトレーニングが必要になるかもしれません。たっぷりとインクの出る万年筆でさらさら……と書くととても気持ちがよろしいです。

淡いクリームがかった紙に黒インクをのせると、少し黒のシャープさが和らげられてまろやかになりますね。

6mmタテ書き

使った万年筆とインク:ヴィスコンティ ヴァン・ゴッホ F× モンブラン レーシンググリーン(廃番)

紙をヨコに置いて、タテ書きです。日本語、とくに平仮名は慣れると(もともとタテ書きのための文字だけあって)タテ書きの方がバランスを取りやすいです。しかしのびのび書きすぎると、同じような字の大きさなのにヨコ書きより1行あたりの文字数が減って慌てました。よく使う「き」「し」「ま」「り」などはとりわけ細長いので、意外に場所を取ってしまうようです。

茶色を含んだ緑色のインクとクリーム色の紙の組み合わせは相性バッチリ!ナチュラルな雰囲気と言いましょうか。

ただ、英文や桁の大きい数字を混ぜたい場面ではやはり不便ですね。縦中横(写真の2017や10など、タテ書きの中にヨコ書きの数字やアルファベットを混ぜる作法)にも限界がありますし、好みより用途を優先させる必要はありそうです。

9mmタテ書き

使った万年筆とインク:ペリカン スーベレーン M805(ブラックストライプ)EF× ローラー&クライナー ヴァーディグリーズ 1

9mmでは、ヨコ書きと同じくらいの大きさの字で書いても、行の左右にゆとりをもって書けます。やはり日本語には細長い文字が多いのだなあと実感。スーベレーンM805はEFながら9mmにも動じない線の太さ(褒めたことにならない)。字幅だけでなく、軸が大きく重い万年筆も、広めのスペースにゆったり書く方が快適だと思います。

ヴァーディグリーズは緑みの強いブルーブラックと形容するとわかりやすいでしょうか。他にないニュアンスを持った色で、これで書いていると高確率で「それ何ていうインクですか?」と聞かれます 😀 個人的には、クリーム紙にはブルーブラックのインクを合わせるのが一番好きです。お互いを引き立てあう感じがするといいますか。

比較ということで、それぞれを並べた写真もご覧ください(クリックで拡大します)。

繰り返し私の乱筆をお見せしまして恐縮です。よろしければ以下のリンクもどうぞ。

Pen and message. で万年筆・インクを見てみる

それでは、次回もよろしくお願いいたします。


  1.  ヴァーディグリーズのボトルのラベルを剥がしてしまったため、写真は参考に同じローラー&クライナーのライプツィヒアン・シュヴァルツです 
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